フィギュアスケート

今シーズンGPSデビューを果たすロシア女子について【フィギュアスケート】

ポール
ポール
どうも皆さんこんにちは、ポールです。

本日は今シーズンGPSデビューとなる4名のロシア女子のフィギュアスケーターについての記事です。

ぶっちゃけこのブログや僕のチャンネルの動画を観てくださってる皆さんならもう説明するまでもないとは思うのですが(苦笑)

今回はロシア女子ニワカな僕と僕のような方のためのGPS前の予習記事ということで4名の選手の簡単なプロフィールなんかを紹介していければと思っております。

早速一人ずつ見ていきましょう。

この記事の動画版もあるので、もし動画で見たい方はこちらからどうぞ▼

カミラ・ワリエワ

  • 誕生日 2006/4/26(15歳)
  • PB(ISU) SP:74.92 FS:152.38 総合:227.30
  • 出場予定GPS 第2戦カナダ大会 第6戦ロシア大会
  • 2021年ロシアナショナル:2位(254.01)

まず1人目はカミラ・ワリエワ選手。

シニア1年目でありながら、この冬の北京五輪の金メダル候補として名前が挙がっている選手です。

今シーズン一番の注目選手といっていいんじゃないでしょうか。

高難度ジャンプに関してですが、ワリエワ選手は3A・4T・4Sを跳ぶことができます。

4Tについて、ISU公認大会では2019年のJGPSフランス大会にて始めて成功。

13歳3か月28日での4回転ジャンプ認定(4T)ということで、これは男女通して史上最年少記録(当時)だったようです。

3Aは昨シーズンから大会で挑戦し始めて、今年2月のこちらも国内大会のロシアチーム対抗戦のSPにてISU非公認大会ではあるものの初成功を収めてます。

4Sは先日行われたフィンランディア杯のFSで初めてクリーンな着氷をしていました。

ジャンプ以外の面でも「本当にこれがシニア1年目の選手?!」というくらいのエレメンツ質の高さ、完成度、表現力をすべて兼ね備えてます。

そういえばちょうど4年前の平昌五輪のシーズン、当時シニア1年目だったザギトワ選手が勢いそのままにGPFや平昌五輪の優勝をかっさらってましたよね。

あの時の再現となるのかはたまたプレッシャーがワエリワ選手を襲うのか…

どうなるかはわかりませんが、いずれにせよ今シーズンの台風の目となる選手になることは間違いないのかなと思います。

マイヤ・フロミフ

  • 誕生日 2006/5/25(15歳)
  • PB(ISU) SP:68.93 FS:131.46 総合:198.24
  • 出場予定GPS 第3戦イタリア大会 第6戦ロシア大会
  • 2021年ロシアナショナル:5位(211.91)

2人目はマイヤフロミフ選手。

長身かつ手足が長いのが特徴。

かつて2016年世界選手権で銅メダルに輝いた同じくロシアのアンナポゴリラヤさんという選手がいましたが、彼女も身長167cmで長身かつ手足の長さを活かしたダイナミックな演技が特徴的な選手でした。

個人的にはフロミフ選手とポゴリラヤさんは非常に雰囲気・スケートのスタイルは似ているところがあると思ってます。

フロミフ選手は4T・4Sの2種類の4回転を跳ぶことができます。

2シーズン前から4回転をプログラムに組み込み始めて昨シーズンの国内大会のロシアカップファイナルのFSで4Tと4Sを試合で初成功させてます。

ちなみに昨日のテストスケートでもきれいな4T+3Tのコンビネーションジャンプを成功させてました。

もともと第3戦のイタリア大会(元中国大会)の1試合にのみ派遣予定になっていましたが、後々の発表で第6戦の地元ロシアのTBA枠にフロミフ選手が入ってきて無事にGPS2試合に出場することになりました。

クセニア・シニツィナ

  • 誕生日 2004/8/5(17歳)
  • PB(ISU) SP:74.65 FS:140.93 総合:215.58
  • 出場予定GPS 第1戦アメリカ大会 第5戦フランス大会

3人目はクセニア・シニツィナ選手。

今回紹介する4人のなかで唯一スケート年齢が1学年上に該当します。

本来、昨シーズンにシニアデビューとなっていたんです。

しかし怪我によってテストスケートを欠場、その後病気になって復帰が遅れたりということで、昨シーズン序盤は大会に出場することもできず、かなり大変な状況に追い込まれていたようです。

しかしシーズン後半には試合に復帰しまして、復帰戦となった国内大会に2大会出場していずれも優勝。

しかもFSでは失敗にはなったものの4Tに果敢に挑戦してきたとのことです。

6分間とかでは片足で着氷してたらしいですね。

ジュニア時代はセカンド3Loも成功させてましたね。

先日のテストスケートでは個人的に「お⁉」っとなったポイントとして、両回転のスピンが印象に残ってます。

これがかなりクオリティの高い素晴らしいスピンだったんですよねぇ…

テストスケートを見た感じでは正直まだ状態が完全に仕上がってる感じは見受けられなかったし、特にFS終わった後はかなり疲れが色濃く見えてしまいました。

もしかしたらまだ体調面で不安を抱えてるかもしれません。

まぁまだ初戦まで時間もありますので、状態を上げてきてくれたらなと思います。

ダリア・ウサチョワ

  • 誕生日 2006/5/22(15歳)
  • PB(ISU) SP:71.09 FS:139.29 総合:207.74
  • 出場予定GPS 第1戦アメリカ大会 第4戦NHK杯
  • 2021年ロシアナショナル:4位(230.56)

最後4人目はダリアウサチョワ選手。

現状4回転といった多回転ジャンプは試合では組み込んではいませんが、全体的なエレメンツの質の高さ・表現面において、昨シーズン国内大会ではあるものの高い評価を得ています。

これが国際大会であっても十分評価されてもおかしくないポテンシャルは備わってるかと思います。

ウサチョワ選手は練習では3Aに取り組んでて、いいところまで来ていたらしいのですが、練習で怪我をしてしまったらしいです。

しかし先日のテストスケートでは3Aの挑戦は見送ったもののその他はまずまずの仕上がり具合には思いました。

今後ここに3Aが備わってくるとかなり手強いですね。

系統的には同じロシアのコストルナヤに近いものがあるかなと個人的には思ってます。

全体的な要素は申し分がない、というよりもクオリティめっちゃ高くてその上で3Aも跳べる、みたいな選手に今後なるんじゃないかと。

今回紹介した4人の中で唯一日本開催のNHK杯にアサインされてるので、今後日本でも知名度上がってファンも増えていくかもしれませんね。

おわりに

以上、今シーズンGPSデビューとなる4名のロシア女子のスケーターについて簡単に紹介してきました。

4人の選手総じてレベルがめっちゃくちゃ高いですし、皆それぞれに特徴や持ち味が色々とあって個性的な面々となっております。

ほんと皆さん時代が違えばみんな世界女王になってもおかしくないくらいの実力があるとは思うんですけどもねぇ…

これほど才能にあふれる選手たちが同じ時代にロシア一国に集結していることは贅沢な話である反面、選手たちにとっては超過酷な競争になってます。

そのような過酷な競争がこの分厚すぎる選手層を作り上げてるってのも紛れもない事実なので、この辺はトレードオフなのでしょうけどね…

たまたま北京五輪のシーズンにGPSデビューが重なった4名のロシア女子スケーターなわけですが、北京五輪のあともスケート人生は続いていくので、どうか息の選手として長きにわたって活躍してもらえればということを期待したいなと思います。

今回紹介する4選手に関して補足情報などをお持ちの方は是非ともご教授いただきたいと思います。

それでは今回はこの辺で。

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